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【三浦紘樹起業物語】第4章 テンションの低迷期 メンターとの別れ

正直、やる気がなくなっていた。

オリジナルビジネスの構築を目指し、
日々、悩みながら、頭を抱えながら、不安に怯えながら、
それでも、前だけを見て必死に頑張ってきた。

自分がオーナーのメディアも持てた。
海外製品の独占販売権の交渉も上手く行った。
パートナーも出来た。
自分の商品がネットを使って売れる。という経験も出来た。

この作業の中で、ネットショップの作り方も、Youtube の使い方も、
なんとなく解ってきた。

ネットを使って商売(ビジネス)をする事の必要な要素も、
必要な考え方も、志も、知識もスキルも・・・全部。

あの「夜行バスで、愛想笑いをしに行っていた時期」と比べれば、
格段に成長している事には間違いない。

確実にそう思える自分が居た。
でも、私はやる気が無くなっていました。

朝は 5:00 からゴルフ場の仕事へ向かう。
帰って来て眠い目をこすりながら、作業、報告、今後の改善案を考える。

いったい、いつまでこれを繰り返せば良いのか?

あれだけの覚悟をもってのチャレンジだったのに・・・・

日々、日常の全てに忙殺された私のテンションは、
誰の目に見てもわかるくらい、落ち込んでいました。

今となっては、いつまでそれを繰り返せば良いのか?
その答えは瞬間に出す事が出来ます。

至って単純。「 成功するまで 」です。

失敗して止めるから失敗という結果になる訳です。
1度2度の失敗から、学ぶ事を見つけ、素直に認めて改善する事で、
その失敗は糧という表現にカタチを変えます。

その糧の量・糧の数が、自分を 1 段も 2 段も高見へ連れて行ってくれる。
出来る事、やれる事は増えているのだから。

でも、当時の私には、そんな考えがある訳もなく。
生気の抜けた「抜け殻」のようなテンションになっていました。

このままじゃダメだ!

自分でも気づき、メンターさんに連絡を取る。
メンターさんは、色々な話を聞かせてくれました。

過去の弟子の話、私の未来の展望、今後の課題、世間話も含め、色々と。
でも、抜け殻の私には、いまいちその言葉が響かない。

今考えれば、本当に有難い内容の話だったと思います。

「そういえば、最近ゴルフもやってないなぁ・・・」

あんなに大好きだったゴルフも、気付けば長い事やっていない。

なんでこんな風になってしまったのだろう?
私の頭の中を後悔の念が埋め尽くす。

そんな日々の中、私は次第にメンターさんに連絡を取る事も
しなくなっていました。

「紘樹の武器は、Facebook のメディアだよ。」
「紘樹に一番必要なのは、技術でも知識でもない。マインドなんだよ。」

そんなアドバイスも、徐々に確信が持てなくなる中、
このままじゃ潰れてしまう。

そんな中、1 通のメールが届きます。

本文の趣旨は以下です。

「是非、お話を聞かせてください。 当社としては前向きに検討します。」

このメールは、私のテンションを一気に回復させるのに十分なモノでした。

私は、Facebookのコミュニティを自分のウリにし、
日本国内のゴルフクラブメーカーに、私のネットショップで、
御社の製品を販売させてくれませんか?

という趣旨のメールを送っていたのでした。

超有名な大手から、中堅のメーカーまで、
1通1通、「想いよ届け!」と願いながら・・・

その反応も無く、忘れかけていた頃の返信。

大阪の決して大手とは言えない製造メーカーでしたが、
詳しい話を聞きたい。という返信内容。

私は、すぐにパートナーの竹内君に連絡を取り、
「 一緒に大阪へ行って欲しい 」との趣旨を話します。

Facebookのコミュニティの人数に加えて、
レッスンプロがお勧めするゴルフクラブ。

売れるイメージが一気に沸いてきました。
心を躍らせながら大阪へ。

—- 真っ直ぐに交渉を行う。
私達は副業で取り組んでいるし、正直お金もない。
でもやる気はある。熱意はある。今はやってみたい!という気持ちしかない。

今の自分達の環境と武器を一生懸命伝えました。

「 お前ら面白いな! 」

話を聞いてくれた営業担当の方から、そう仰って頂き、
結果、在庫を持たなくても良い。
注文が入ってからの発注形式で、ゴルフクラブの販売許可を得ました。

熱意は時として人を動かす。最初から無理と決めつけちゃダメだ。
出来る事をやろう!出来る事を伝えよう! やりたい意志を伝えよう!

交渉先の会社を出た後、竹内君とハイタッチ!

そういえば、私のテンションが落ち込んでいる時、
竹内君は何度も私に連絡をくれた。
知り合って間もない私を何度も励ましてくれていた。

そんな竹内君とハイタッチ!ちょっとだけ、泣きそうになった。

販売権を得た私達は、練習器具の販売に使用していたネットショップを、
ゴルフクラブの販売用にリニューアルし、

2011年ゴルフ用品専門ショップ
「みうら倶楽部」が誕生する事となった。

全ての準備を整え、メンターさんに連絡をする。
きっと褒めてくれる。
ここまで自分のチカラで出来た事を認めてくれる。

そう思っていた私でしたが、メンターさんの反応は真逆でした。

なぜ?報告を入れないのか?
対面交渉をした事もないのに、事前に相談もなく臨むなんて、
たまたま上手く行ったから良いモノの、不平等な条件で
契約をしてしまう事だってあるんだぞ!

今回の結果を認めてくれつつも、「報連相の著しい欠如」という部分で、
こっぴどく叱られる破目になりました。

その後、私はメンターさんに連絡を取り難くなり、
結果、メンターさんとの契約満了を迎える事なく、
ドロップアウトをしたカタチになってしまうのでした。

今となっては、仰っていた事が理解出来ます。
ですが、当時は色々な要素が絡み、落ち込んでいたテンションを
自分のチカラで盛り返す事が出来た事実を、ただ褒めて欲しかった。

それだけだった。 若かった。

第 4 章 教訓

◎お世話になっている人がいるならば、たとえどんな状況でも、
報連相を徹底しよう。

報告・連絡を待っている人がいる。
これは、ビジネスにおけるメンターではなく、地元にいるご両親も同じかもしれません。
あなたの事をいつでも心配している人がいる。
その事にほんの少しで良いです。気付いて連絡を取る事を心掛けよう。

◎契約事は熱意をもって冷静に。

私は結果的に条件の良い契約が結べましたが、
必ずしも、熱意だけで得られるモノではありません。
一呼吸おいて、冷静になって、相談出来る人がいるならば、
必ず相談する事を心掛けよう。

◎今ある自分の武器は何か?それをアピールする事に遠慮は要らない。

今、あなたの目の前にある武器(強み)は何か?
それを見い出す事が出来たのであれば、積極的にアピールしよう。

きっと、誰かがあなたの武器を欲しがっている。
あなたの武器で闘えるステージがどこかにある。

断られる事に恐怖し、何も行動を起こさないのでは、結果はゼロ。
あなたの強み(武器)は、あなたの想像以上の結果を生んでくれるかもしれない

第5章につづく