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【三浦紘樹起業物語】第5章:販売戦略を組むぞ! 新しいメンター

メンターさんとの別れを経験し、
もう自分達のチカラでどうにかするしかなくなった私達は、
(三浦・竹内コンビ)

どうすれば、みうら倶楽部の売上が上がるのか?
どういう戦略を組めば良いのか?それらを必死で考えました。

お互い、昼間は仕事をもっています。
何度目かになりますが、私は朝 5:00 からゴルフ場で仕事です。(汗)

それでも、本当に必死で考えました。
メンターさんから教わったビジネスの基礎、応用、旬なアイテムの活用など、
それらを盛り込んで、販売戦略・運営戦略を必死に考えました。

● 外注さんの募集。

私も竹内君も昼間は仕事をもっています。
いわば、みうら倶楽部の運営者が 2 人とも複業(副業という表現ではなく)で、
ネットショップの運営を行っている状態でした。

物理的な問題を解消するため、配送や受注後の発注、
事務作業をやってくれる外注さんを探しました。

今では当たり前になっているクラウドソーシングの活用です。

● 集客の入り口を増やす。

ネットショップへの集客は、広告を使用する他、色々な事を試しました。

Youtubeにレッスン動画を随時アップしていき、
Youtubeからゴルフに興味のある人をショップへ誘導する。

ゴルフ情報のiPhoneアプリ開発。
アプリからネットショップへの誘導。

この 2 つは、結果かなり上手く行きました。

Youtubeのチャンネルは現在も健在で、
ゴルフ部門で1位になりそうな勢いです。

2019年5月 現在
チャンネル登録者 109,754人 総視聴回数 58,472,003回

そこら辺のユーチューバーよりも、再生回数の多いチャンネルになっています。

● リストマーケティング

Youtube やアプリからの送客を、ネットショップへ直接行うのではなく、
一度メールマガジンへの登録にし、そこから情報の配信をする。
Facebook に代わるメディア媒体の構築。

● その他、

あまり全部を公開してしまうのも、赤裸々過ぎて問題なので、
それは遠慮させてください(汗)。

これら、マーケティングフローを準備し、毎日必死に作業を進めていく中、
少しずつ売上があがるようになって行きました。

2012年の5月には、初めて月商 100 万円(月商 7 桁)を達成します。
利益は ¥117,000- それも、2 人でやっているので、私の取り分は 1/2 です。
正直、儲けはそこまで多くありません。

ですが、教わった事がフィードバック出来てきている。
そんな感覚が少しずつ芽生えた始めた頃。

本当に偶然と呼べる出会いが私に訪れます。

起業プロデューサー 市川哲也さんとの出会い。

市川さんの事は、ビジネスを始めた頃から知っていました。
会員数 1300 名を超えるビジネスコミュニティの創業者。

オンラインビジネス塾と呼ばれるモノの先駆者。
私はそのビジネススクールの会員にもなっていましたし、
メンターさんと契約を結んでから解った事ではありますが、
私の兄弟子にあたる存在でもありました。

市川さんとの出会いは本当に偶然でした。
偶然過ぎて嘘っぽい話に聞こえますが、超偶然です。

みうら倶楽部の商品配送担当をクラウドソーシングで募集したところ、
1 人の主婦が応募をしてくれました。
出身は埼玉県、結婚し旦那さんの転勤で名古屋に引っ越しをしてきたばかり、
小さいお子さんがいるので、在宅で出来るパートを探している。との事でした。

自分達の大事な商品の配送を依頼する人ですから、
実際に会って、簡単な面接をする事に・・・。

結婚前はウェディングプランナーをしていたとの事。
人の人生の一大イベントに関わる仕事していたこの人なら、
責任をもって、仕事をしてくれるだろう。

よし、この人に注文管理や配送をお願いしよう。

結論を言うと・・・

この人が、市川さんの妹さんだったのです。(超偶然)

結婚をされていたので、苗字も違いますし、何の話からそんな事実に辿りついたのか?
今では覚えていませんが、市川さんの妹さんが、
みうら倶楽部の配送業務をやってくれる事になったのです。

「あの・・・お兄さんに連絡を取りたいのですが・・・
可能だったりしますか?」

メンターさんからドロップアウトをしてしまい、
正直、自分達だけで業務を遂行する事になった現実に、不安があった私もいましたし、
ゴルフクラブの利益率の低さの問題も抱えていました。

何かお話が聞けるかもしれない。
運営についてのアドバイスを頂けるかもしれない。

そんな微かな可能性を胸に、そう切り出しました。

「 あ、大丈夫ですよ ♪ 連絡してみますね。 」

すげぇアッサリの OK でした。

私は市川さんに今の自分の環境や、ここに至るまでの経緯、
今後、何をやりたいか?どうなりたいか?その全てをメールで綴り、
スカイプでの面談を行って頂く事になりました。

— 市川さんからの返信。

三浦紘樹さま

市川と申します。お問い合わせ内容確認させて頂きました。

初めになりますが・・・

コンサルの成果が出ていますね。相談の仕方、質問の仕方が的確です。
今回頂いた問い合わせの中で、一番解り易く、一番 想いの詰まった問い合わせでした。

ドロップアウトしてしまった事に対して、自分を責めているのであれば、
その気持ちは、今日限りで忘れてください。

その気持ちは、自分を前に進めてはくれませんよ。

この1年で 学んだ事はたくさんあると思います。
今、それが自然と出せている状態です。もっと胸を張りましょう。

裏切ってしまった。という気持ちはあるかもしれませんが、
それに追われているのは、間違っていると思います。

だって、メンターさんはマインドの重要性を説いてくれていたんですよね?

だからこそ、笑ってもう一度彼に逢えるように・・・という、
今後のテーマ(前に進む為の)が掲げられるのではないですか?

だから、今日からは前を向いて進む事を意識しましょう。
後ろ向きに 前に歩くのは、相当疲れますし、労力必要ですしね。危ないです。

中略

・・・あと、妹からも話聞きました。(^_^;)。

※先日、(面接した日かな。)
その件について電話もらいました。

これはすごい偶然ですね。
妹が旦那の都合で名古屋に引っ越ししていなければ、
そういう巡り合わせもなかったでしょうし、
このタイミングで育児をしていなければ、そういう巡り合わせもなかったでしょうし、
三浦さんが、クラウドソーシングで外注さんを募集していなければ、
そういう巡り合わせもなかった訳です。

いや、世間ってなんだかんだ狭いんだなぁ・・・って思ってしまいました。

けっこう生意気なヤツです。
使い難かったら、いつでもスパっと切っちゃってください。

ただ、元ウェディングプランナーで、結婚式場の館長までやっていたらしいので、
バタバタ忙しい事を普通にこなすスキルは、身に付いているのではないかな?と
兄なりに思います。
(あまり、兄妹間で仕事の話とかはしないのです。
妹も詳しく私の仕事内容は知らなかったと思います。)

色々と話せる材料がありそうですね。
堅苦しいのは好きではありません。
先述しましたが、リラックスした状態でやりましょう。

———————- ここまで。

こんな内容の返信をもらい、多少、涙腺を刺激されました。

そして、市川さんとの面談。

市川さんの印象。
話すと軽い。(良い意味で、ですよ。)
なんかコンサルタントという堅い感じの雰囲気はなく、
部活の先輩のような、親戚のお兄さんのような、
でも、要所で響く鋭いフレーズをバシバシ盛り込んでくる。

メンターさんに言われていた事を、かみ砕いて教えてくれたり、
指示の先にこういうステージを意識していたと思うよ。とか。
知識も経験もなかった私が、メンターさんに教わる中で、
いまいち理解が出来なかった事を、解り易く説明してくれたりもしました。

この人なら・・・

当時、私はゴルフ事業以外の収入源確立をしたい。とも考えており、
この人なら、私が次に進む道を示してくれるかもしれない。

私は市川さんと個別プロデュース契約を結ぶことを決意しました。

第 5 章 教訓

◎別れは出会いの入り口。

人は、必要な時に必要な人、必要なモノとの出会いが待っている。
だから前を向こう。

◎販売戦略、使えるモノは何でも使おう。必要な事は躊躇わずやろう。

今やれる事は何か?新しく取り入れるモノは何があるか?
旬じゃないから?技術が足りないから?解らないから?

言い訳のフレーズは考えなくても、どんどん出てきます。
でも・・・だって・・・ ではなく、まずは戦略を組んでみよう。
その戦略が正しかったか?間違っていたか?は、結果が教えてくれる。

◎クラウドソーシングは現代の主流ツール。

※クラウドソーシングについて、わからない場合は「クラウドソーシングとは」で、
検索をしてみてください。

よく、外注を使うと利益が減る?なんていう人もいるのですが、その逆です。
利益を増やす為に外注化を図る事が最善です。
その分、自分の時間も確保出来ますし、考える事に時間を使えます。

あなたがやらなくても良い業務は事業の中にたくさんあります。
それを代わりに遂行してくれる人も、世の中にはたくさん居て、
クラウドソーシングサービスを活用すれば、
そういう人達とは、いとも簡単に出逢う事が出来るようになる時代です。

◎小さくても良い。確実な成功体験を積み重ねよう。

徐々に売上が上がって来た頃、少しずつ自分に自信が持てるようになりました。
大きな成功は人生のビジョン。小さな成功は足元(立ち位置)の確認。

第6章につづく